ページェントの衣装をつけて
クリスマスは、神さまがひとり子のイエスさまを救い主として私たちにくださった日、イエスさまの誕生日です。
東郷信愛幼稚園のクリスマス会も礼拝として行っています。
クリスマスの意味を知って、心から感謝の礼拝をし、みんなで喜び祝う日として過ごします。
クリスマスまでのアドベント（待降節）の期間、クリスマス・ページェント（降誕劇）ごっこを行いながら、クリスマスが来るのを静かに待ちます。
３，４，５歳児クラスの子ども達は、役を決めたり、台詞や歌の練習をしたり、衣装を合わせたり…
２歳児クラスの子ども達は、お兄さんお姉さんたちのページェントを見ることで「大きくなったらやってみたい」という気持ちが芽生えたり…
それぞれクリスマスを「楽しみながら待つこと」として育まれているように思います。
今、幼稚園では、クリスマスに向けて、毎日ページェントごっこを行っています。
今日は、Ａパートが衣装をつけてページェントごっこを行うということで、年長のはと組の部屋をのぞいてみました。
年長組になると、クラスの子ども達がさまざまな役になっています。
各クラスで衣装を着けて、パートの部屋に集合。奏楽に合わせてホールへ入場、自分の役の場所に座って、心を静かにして始まりを待ちます。
いろいろな役がありますが、どの役もとても大切です。
これは羊飼いが羊の番をしている場面です。
野原で羊飼いたちが、焚火をしながら羊の番をしていました。
そこへ天使が現れて、神さまの言葉を羊飼いに伝えました。
「ひつじかいさんたち、こわがることはありません。うれしいおしらせですよ。きょう、ベツレヘムのうまごやで、かみのこイエスさまがおうまれになりました」
「いとたかきところにはかみにえいこうがあるように、ちのうえではみこころにかなうひとびとにへいわがあるように・・・」
天使の言葉通り、羊飼いたちはベツレヘムへ、イエスさまを拝みに行くことにしました。かわいい羊たちも一緒にいきました。
それぞれの役には、歌があったり、台詞があったりしますが、回を重ねるうちにしっかり覚えています。
自分の役のものだけでなく、友だちの役の歌や台詞も覚えている子ども達もいます。
みんなで一緒にページェントごっこをしていることを実感できる場面です。
今年のクリスマスは、さまざまな理由から今まで通りの形でお祝いすることができません。人が集まることが厳しい現状です。
でも、クリスマスの喜びを子ども達とともにすることはできます。
クリスマスの喜びを子ども達とともに味わい、これからも私たちに何ができるのかを考えながら過ごしていきたいと思います。